触れる

今回の勉強会で、私が参加して頂いた方に教えてもらったこと。


それは触れる。

ということです。

なにげに触れていますが、やっている皆さんの手を観察すると、わかる人と、わからない人の差は触れ方にもでています。


強くやらない。

小さく動かす。

早く動かさない。


この三つのテーマを与えても、やはり強く、早く、大きく使ってしまいます。

カンの良い方は、すぐに質問にこられました。

「先生、首の触れ方は、どんな感じですか?」

触れ方のことは何も教えてないのに、こんな質問が来るのです。


その人の癖や思考は、手に出ます。

触れ方に出ます。

動かし方に出ます。

これは理解することではありません。

実感するしかないのです。


触れるだけで、相手に伝えられるものがあるのです。

だから手を優しく、たまごを掴むような感じで、または、大きなマシュマロの形を崩さないように・・・。

みたいな表現でしか伝えられないのです。


論理的に何グラムの力で・・・。

では伝わらない。

また、やって見せるしかありません。

それが手ほどきです。


カンの良い人、悪い人、それぞれが、それぞれのやり方をしているから、とても勉強になります。

一緒についてやってみると、それだけでできるようになります。

手ほどきってホントに大事なんだなと思います。

マニュアルで一から十まで教えることではありません。実感してもらえるようにし向けること。

これが本当に大事なんだなと思います。


どれだけ凄いこと、正論、論理を振りかざしても、物事は絶対に伝わらないんだと、一般の方を対象に勉強会をやって強烈に実感します。

地道な活動ですが、これはとても大事なことだと思っています。

御薗治療院

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