当院は、子供の来院数は普通の鍼灸院と比べて多いと思います。
この前も調子が悪くなって、「御薗治療院へ連れって~」とせがまれて来ました。
とお母さんが言っていましたが、鍼もしないので、好んでくれるみたいです。
弱刺激でも効果をあげられるという自信があるので、風邪をひいたり、どことなく調子が悪いという子供も多く来ます。 当然ですが、運動障害でも来ます。不思議なもので、鍼灸師だからという理由で鍼を刺すのが当たり前だと術者が思っていると、鍼治療をしないと効果がないような「気」がしてしまいます。
これは、たんなる思い込みであり、大きな罠と言えます。 しかし、鍼をしてもしなくても良いと決めてしまうと鍼治療をしなくても効果がでてきます。そう思うか、思わないかの違いです。だから子供の方から連れって~と言う訳です。
技術にはできるだけ幅があった方が良いと思います。
その為にも弱刺激で効果をあげられる自信をつけていって欲しいと思っています。私の勉強会に来てくださる先生方も徐々に、その魅力に取り憑かれて、できるようになってきています。
一番大事なことは、決めてしまうことです。そういう治療もやろうと言う気持ちがあると、最初は無理だと思っていてもできるようになってくる訳です。 鍼灸師として経験を積んだ方なら更に早いです。
カンパネラを弾いた漁師の話ではありませんが、やろうと思うか思わないかで決まってきます。 やろうと思うと曲がりなりにも何とかなってくるものです。それを漁師の方は証明したのではないかと思いますよ。やろうとしないから何もはじまらないのです。私はただ、それだけだと思っています。
だから能力の差ではなく、そう思ったか思わなかったかです。
やれない理由を考えるより、やれる理由を考える。 子供達や鍼が怖いという大人の為にも鍼を使わない技術を提供する必要があると思っています。
この前も、アルコール消毒が駄目だとお薬手帳に書いてある人が来ました。テープも駄目という子供もいます。そんな人の為にも弱刺激を訓練する必要があるんじゃないかと思っています。
それをする為には見立てが重要です。見立てが良ければ、刺激は何でもOKと言えるぐらいでなければなりません。
逆に見立てが悪いとどんな刺激も過剰刺激になります。弱い刺激だから無害ではありません。 その見立てを訓練するヒントを数多く編み出してきました。
見立てと組立は、とても重要ですが、それを捉える感覚がまず必要です。その感覚を鍛えるには、筋力検査はとても重要です。
再度、自分の技術を見直す良い機会になると思います。2月16日は東京セミナーです。
今回は、まだ空きがありますので、興味のある医療従事者は是非お越し下さい。
完璧に宣伝です!!
0コメント