飛沫感染でうつるなら何故医者はうつらない?
いくら手荒いやうがいをしても、鼻や口の粘膜に触れることを防ぐことは事実上不可能だと思います。特に花粉症の症状があるなら間違いなく多くなるはずです。
だから医師であっても飛沫感染を完璧に防ぐのは無理なはずです。しかし、インフルエンザの時期でも医師は、意外にインフルにかからない。
マスクが感染予防に効果がなく、逆にウィルスや菌の温床とさせてしまうというなら、ホントに防ぎようがないはずです。それは医師であっても同じ人間ですから立場は同じで感染はしているはずです。
なぜですかね?
ウィルスが医者だとわかって避けているんでしょうか?
何度も感染していると抵抗力がでてくるという話しがあります。だからかからないというか、かかっても発症しないということです。
こういうことをいうとすぐに、免疫が・・・と言いますが、免疫という言葉を使うことが万能なように思っているのは、意味がわかっていないからではないかなぁ~と思います。
免疫は過剰に反応しても、リウマチや喘息、アトピーと言った病気になってしまいます。だから免疫抑制剤を使ったりして、免疫機能を抑えて症状がでなくさせたりする訳です。
当然ですが、風邪などをひきやすくなりますよね。それがもっとも怖いリスクです。
過剰に反応しても、反応しなくても駄目ということです。これも情報です。
正しく情報を精査して反応するシステムがないと駄目だとわかります。
東洋医学の中では風邪の状態を六つの段階にわけて考える方法があります。一般的なインフルエンザや風邪症状というのは、殆ど表面の症状であって、身体を温めて発汗して休んでいれば自然治癒します。これは表面の風邪で、実はそんなに深い症状ではないと判断します。
しかし、問題なのは、風邪が治ってもグズグズして予後が悪いというような場合です。
このような場合、深く侵入した風邪があると判断します。西洋医学的な免疫という話しではなく、風邪によってバリアが壊れ深くまで入り込んだ状態と考えます。
実際に身体の反応をみてみると足に風邪の反応があったりして、風邪とは無縁に見える症状がでます。そして、それがなかなかそれが抜けきらない状態だと判断できます。
なぜ、そんなことが起こるのでしょうか?
私達の身体は常に戦いです。
戦いに強い人、弱い人ありますが、弱い人は弱い人なりの戦い方があり、それに打ち勝ってきたから今があるのです。ウィルスや菌とも常に戦っています。
戦っていると戦い方がわかるようになってきます。戦っていないと戦い方を忘れます。
東洋医学では「生気」を養うことで戦う兵士を増やしています。
どうすれば「生気」を養うことができるのでしょうか?
それが問題です。
薬はそれを助ける一助にしかならない。それは鍼灸も同じですが、違いがあります。それは問題のあるところを的確に狙えるという利点があるということです。
投薬だとどうしても大雑把になります。その投薬を間違えれば当然副作用がでるということになります。
何の薬が危険とか安全とかいう議論は、本来おかしい。
その人にとって安全か危険かを判断しなければ意味がありません。
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