触診

何度も触診のことは書いていますが、基本的な技術です。

バネ指になりそうな指の痛みを訴えています。

何が問題で、どのような状態になっているのかを理解していないのに治療は不可能です。

もちろん、どうなっているのかを調べるには、レントゲンを撮ったり、CTを撮ったりして、その状態を把握することも大事かもわかりません。


しかし、感覚を使った検査であっても、ある程度、正確に情報を共有できるなら、良い方向に行く基礎になります。触診は、強く触っては何もわかりません。軽く触れたり軽く叩打するだけでも十分異常を察知することができます。


毎日ちょっとずつやっていたら、簡単に、誰でもわかるようになってきます。

やるかやらないかですね。

今は、講習会で、手ほどきすることはできませんが、オンラインでも十分理解することができると思います。

専門家のオンライン講座も後々やってみたいなと思っています。



鍼灸治療でもアフターコロナで、変化すると個人的には思っています。長時間の接触ではなく、短時間で変化させる治療もあって良いと思います。長年、そういうスタイルでやってきました。


もちろん、コロナが終息すれば、元の状態にどろうとするのも間違いないと思います。 しかし、それで本当に良いのか?

考えてみて下さい。


なんで鍼を打たなければいけないの? 

鍼を深く刺す必要があるの?


という疑問を持って欲しいなと思います。 

鍼を打たなくても治せるものがあるんだったら、鍼を打たない鍼灸師も存在しても良いはずです。

そうすると技術の幅が増えます。刺す鍼に更に磨きがかかるでしょう。そんな技術を今から学ぼうとするのも新しい試みだと思います。


個人的には、テクノロジーの進化によって、色んなものが変化してくる可能性があり、今回のことで、それが加速すると思います。深く鍼を刺さなければならないと言うのは、単なる固定観念です。 

これは間違いなくそうだと確信していますが、その技術は、次ぎの時代を生き抜く力になると思います。 もちろん、既存の技術も必要でしょう。しかし、それが全てと思うこと自体が退化です。 

退化は、それが全てだと思った時に起こります。 何が必要で何が必要でないかを常に考え実行する力が求められていると思います。


退化はあきらめから入ります。人は、今までのルーティンを変えたくないのです。だから変えない理由や理屈を探します。心の中で、変わりたくない。と思っているはずです。 

それは誰しもあることだと思います。もちろん私にもあります。 

だから、これが真実だと言って変化を拒みます。 

本当にそれでいいですか? 


自分自身にもいつも突きつけています。確かに新しいものは、不安もあり、不安定です。失敗も一杯します。しかし、失敗することでしか得るものはありません。

また失敗を繰り返すことで、失敗しても落ち込まない自分を作ることができます。失敗を繰り返し、それでもやり続ける根性がつきます。


それだけでも大したものです。 特に若い人は、是非取り入れて欲しい技術です。

そんな技術も時代が進めば、また退化していくのですから常に入れ替わりです。でも、今ある殻はぶちこわしていかないと、新しいものを吸収できません。


新しいように見えて、どんどん、腐っていきます。 進化することを恐れない。それが大事です。 また、変化と言っても、古来からあるものを捨てるという意味ではありません。 古来からあるものを利用するという意味です。  

だから、以前、投稿した四海の理論も書きました。古来のものからヒントを得ることで新しいものを想像できます。 今こそ、新しい技術を学んで取り込むチャンスだと思います。


御薗治療院

身体と意識の不思議な現象を体験してください

0コメント

  • 1000 / 1000