意識

ここで意識の話しがでてきます。


なぜ意識が重要かというと、身体を動かしているのは筋肉です。その筋肉に命令をしているのは、心から発せられた意識が脳を介して骨格筋に伝えられるから運動ができる訳です。 


つまり情報が動きを作っている訳です。この情報に誤りがあるから不正な動きをしてしまうのです。その情報は、自分が思っている以上に自分が行っている訳ではないということです。それは習慣化した思考や、いわゆる常識と呼ばれる繰り返しを行った結果、それが無意識になってしまったのです。殆どは無意識に行動を起こしてしまっています。

これは元々意識的だったのですが、何度もくり返すことによって無意識になってしまったという厄介者です。

しかし、この厄介者がスポーツには必要です。意識を無意識に変えるのが上手い人が運動能力の高い人と言えるかもわかりません。


だからこそ、その意識は効率の良いものでないと怪我をしてしまう可能性があるのです。それを変える必要があるということです。 

運動は、生命活動をしていく上で必要不可欠なものです。人間は動物ですから動く物であり、動かないということは、動物としての機能を放棄しています。それは死に直結するので、原始的な生活をしていれば動きと死は近づきます。


動きは、目的意識のあらわれです。


目的意識が動きを作っているので、目的意識のない動きはありえません。しかし、どこかの痛みを訴え整形外科に行くとレントゲンやCTを撮って、痛む場所の物理的原因だけを調べ、その結果を聞きます。もちろん、それが原因のこともありますが、大半は、それが原因とは言えない慢性的な痛みです。目的はそんなところにはありません。


心から脳、脳から関節筋肉まで滞りなく、思いを伝える必要性を認識していなければ慢性痛は克服できません。思いが伝わっていないことが原因だとわかれば、物理的原因は原因ではないということがよくわかります。 

御薗治療院

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