手の位置と腰の位置

長時間座って作業をしていると肩が凝ってきたりすることがあると思うのですが、これはこの前から書いているように手先に力がかかるということになります。 


それを解消するためにキーボードの形を変えたり、手のツボに刺激をしたりするわけですが、 それだけでは対処できないことがいっぱいあります。 


手の力が入るということは腰が抜けるということにつながります。

椅子に座って手を机にのせた状態になってみてください。そして、手を出来る限り前に伸ばしてみてください。 腰は必ずひけるのがよくわかります。その時点で腰を曲げてみると手がもっと前まで伸びるのがわかると思います。腰を立てた時より、腰を曲げた時の方が手は前に行く訳です。


手が前に出すぎるということは手先に力がかかっているということです。このような姿勢で腰を立てるのは困難です。手の位置を身体に近づけた方が楽に腰を立てられるのがよく分かると思います。 これが手と腰の連動性です。


キーボードもできるだけ身体の近くに置いた方が足腰に力を入れやすいというのもわかると思います。手の位置と腰の位置は無関係ではなく、連動性があるということです。

クレーンの話しを思い出してください。アームが遠くに行けばいく程、テコの原理で本体に重量がないと荷物を持ち上げた時に転倒してしまう可能性が高くなります。これと全く一緒です。


これは、誰でも実感できることです。穴はわからなくても、この感覚は殆どの人がわかるので、手と腰の連動性の説明としては十分だと思います。

御薗治療院

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