昨日の続きです。
股関節の痛みといっても観察するのは股関節だけではありません。
腰をよく観察していくと昨日のような変化があるのがわかってもらったと思います。 腰だけではなく、胸部の変化もあります。それは胸椎5番から7番あたりの右回旋異常と、胸椎1番から2番あたりの左回旋異常、そして頚椎7番 の右回旋異常という風に、多彩な変化となっています。
これらの調整をするためには、全身に影響を与えるポイントを刺激する必要があります。 一つ一つを取ろうと思っても、それぞれに関連性があるので、こういう場合はうまく行きません。
全身に影響を与えるポイントに、わずかな刺激を加えるだけで十分です。そうすることで全身に全体的な影響が及ぶことで、痛みが十分緩和されていきます。
緩めば良いというわけではありませんが、体の動きも変化し、股関節の痛みもなくなっていったので、良い傾向だろうと思います。
もちろん、その人にとっての不正な動きを続けたり、何らかのストレスがかかったら必ず痛みは戻ります。大事なことは、強い刺激、複数の刺激をしなくても効果が出るということと、全身に影響を及ぼした状態で、経過観察していくことです。
そして、何が自分にとって不正な動きになっているのかを意識し、動きに注意を払って貰う生活をすることです。ちょっとしたことで状態は大きく変化します。
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