何の変哲もない症状2

昨日の続きです。


その問いを投げかけると、肝の反応があることがわかりました。

右側の背中の筋肉の緊張と動きの異常があることもわかりました。 肝と肺でセットになった異常反応があったということです。肝と肺は東洋医学的には相克という関係です。


よく働く方なので、そういうこともあり得ると思います。普段からとても明るく何でもテキパキと物事をこなしている方なのです。その上に家庭内では色々と問題も多いそうですが、いつも明るくしています。そんな疲れが貯まっているのは間違いありません。 


このような性格であり、環境に居る方に、よく起こる症状ではないかと考えました。経絡の反応を診て面白いなと思ったのは、右の肝経は、末端のみで、体幹部には反応がありません。

そして左側には体幹部に反応があり末端にはありません。 そして手の肺経にも、同様に左は体幹部、右は末端部に反応があります。

体幹部の経絡は普段あまりはっきりと現れてきませんが、こういう場合には最初っからハッキリと現れてきます。経穴で言えば、肝経は、右のLR3(太衝)と左のLR14(期門)で、肺経は、右手の列缺と左のLU2(雲門)の反応が強く出ていました。 

肝経も肺経も奇経治療が適応で、水の流れの異常があると考えられます。それでは、その肝の異常は何から来ているのでしょうか? 

御薗治療院

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