何の変哲もない症状3

昨日の続きです。


これが面白いことに肺から来ていました。肺の原因は肝臓にあり、その肝臓の原因は肺にあるわけです。肝と肺が交互に影響しあって症状を出している状態なので、そう簡単には改善しない症状だろうと思います。


まさに複雑であり、一つの問題だけが原因とは限らないということです。経絡をよく観察していくと、このような予測を立てることができます。

分析は、より細かく行うと詳細の予測ができます。このまま、この状態が続き、ピークに達してしまうと何が起こってもおかしくないなと思える反応です。 


症状は、さほど酷くはありませんが、隠れた異常があるのだろうなと思います。また面白いことに症状が強いのは、最初から右手の指先です。左手も若干ありますが、左は酷くないと言います。しかし、一番に問題になるのが、肺から影響している左手の指先の反応でした。 


症状が強い方が大きな問題だと考えてしまいがちになりますが、実際は全く違うということです。

左手の指先を観察してみると母指と示指の先が緊張しています。それは咽からの影響が手にでていたということですが、それは肝臓や背中の筋肉とも相互に関係し合っているということです。

咽の反応が消えると、同時に肝臓の反応も減衰してきました。 


刺激は、手の甲の調整のみです。それでも身体は変化してきます。それを調整すると、逆に右手の方が、よりハッキリと強くなってきたのです。身体が如何にバランスで出来ているかというのが良くわかります。 右手は単独で異常を起こし、症状の弱い左手は全体と関係し、肝と肺の異常から来ていたということがよくわかります。 


御薗治療院

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