ええこと言うてます

彼の存在を知ったのは、東京の勉強会でもお世話になった本橋先生が動画を紹介してくれたことからです。元日本チャンピオンで、頭も良かった彼が見る格闘技の世界観はとても面白いなと思います。

もちろん、戦いの話しというだけではありません。様々な状況に当てはまると思います。


ストレスは自分にとって良い結果になると考えた人達は、抜きに出ていたという話しも面白かったですね。私も様々な人に指導しますが、根性論で問題が片づく程、単純ではないと思いますし、根性を出せば優れるかというとそうではないとも思います。

また、その根性を出せる時期というのは、やはり体力のある若い時にしか出せないのかもとも思います。私の仕事は、スポーツではないので、体力がないとできないものでもないのですが、やはり体力がないと気力も続きません。若い時と年をとってからの違いは、気力の維持なのかもわかりません。ブラックモチベーションの話しもありましたが、この話しを聞いて思いだしたことがあります。


私のやり方も人とは違っているので、若い時には、多くの方から叩かれました。激励の意味を込めて言われることもありましたが、面と向かって、あんな方法はやめた方が良いとまで言われた時もありました。

それでも何故か絶対に揺らぐことのない信念みたいなものがあり、これを続けて行くことで必ず実現できると信じていた自分を思い出しました。つまり良い方向にしか考えなかったということです。

正にこの動画にでてくる内容そのものだなと思います。


治療が上手くなりたかったらアホになりなさいと言い続けてますが、アホになって悩み、アホになってやり続ける。間違っても人から批判されても、やり続けることができたものだけが見える景色というのがあるのだと思います。

まさしく「根性」と言えるかもわかりません。


根拠のない確かな自信みたいなものの中に包まれてこそ技術が向上するんじゃないかとすら思います。また常識があるとするなら、自分で徹底的に常識と向き合って、その常識は本当に正しいのかを自分の目で検証することが重要だと思っています。基本的な技術である触診の研究は、常識と向き合う為にやり続けてきました。それがいつの間にか自分自身の基礎となっているのに驚きます。


常識を越えた向こう側を見続ける人間にしかない何かが、そこにはあるのだと今では確信しています。曲がりなりにも潰れずにやってこれたのは、今でもその信念が揺らぐことがないからだと思います。ボクサーとの違いは、この思いを死ぬまで持ち続けて仕事をすることです。体力を補う何かを得ることなんじゃないかと思います。それができないのなら仕事を辞めた方が良いとすら思ってます。

まだまだこれからが本番です。根拠のない自信から根拠のある自信になり、確実に出来るようになってから飛躍があると信じています。


これからが本当の勝負だと言う気持ちも年々強くなってきています。

御薗治療院

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