本当に力は必要か?2

鍼灸でも強烈な症状は、強刺激をしないと治らないと思っている人が殆どなのではないかと思います。しかし、それは本当でしょうか? 

私は界層構造を使い、そういうことなしに調整してきました。強烈に緊張しているところに強刺激を与えても反発しながら少しだけ緩むということが殆どだと思います。


緩むには緩むのですが、グニャっと緩むということは少ないと思います。しかし、何が問題で、どの界層から来ているのかをしっかり診断すると軽く指で触れる程度でも緩みます。 

適材適所と言いますが、強烈に緊張しているところは、真犯人ではなく、命令されて緊張しているだけなので実行犯かどうかすらわかりません。もし、犯人ではない場合、何をしてもよくなることはないはずです。


また実行はしても命令されて実行した犯人であったら、命令をした親玉を捕まえない限り、また誰かに命令をしていくらでも実行させることができます。 躾濃い肩凝りや腰痛というのは、そういう親玉がいるはずです。その親玉を捕まえられる能力があるかどうかが術者に試されている訳です。 


もしかすると社会的背景で、そういう犯罪を起こさなければならなかったということもあるかもわかりません。そんな中で実行した犯人だけを捕まえても何の解決にもなりません。 

人間の身体を見ていると本当に社会で起こっていることと全く同じだなと思うことが多々あります。 自分で自分を騙すこともあります。本当は治りたくないのに、治りたいと訴える人もいます。

 

治らないことで社会的地位を確立する人もいる訳ですから、その人の立場を逆に悪くすることもあります。 依存から成り立つ社会的な現象と人間の身体は決して切り離して考えられない訳です。 そういうことを考えれば、本当に強烈な刺激が有効か? 


と問いたださなければなりません。そうでないと公平ではありません。犯人じゃない人を犯人にしたてあげていることになりかねないからです。

 

御薗治療院

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