ズボンを履く足を得手の悪い方から履くのに力はいりません。
しかし、やってみると非常にやりにくいのはわかります。
やりにくいことだけは認識することができます。無理やりやるのではなく、やりにくいなぁ~と認識する。
どうもその時にやりやすくなるようです。殆どの人は鍛えるからやりやすくなるとかできるようになると思いがちですが、長年やっていても上手くならないスポーツというのがあるとおり、ズボンを履くという行為ですら、長年やっていて上手くいかない人は上手くできません。
それを打破するのが認識です。
私自身は左足から履く癖があり、1ヶ月ぐらい右足から履いてみました。すると毎日履きにくい思いをしながら履いていたのですが、履きにくいけど無理やり履こうとせず、ゆっくり履いて履きにくいことを認識してみました。
この瞬間から動きに少しずつ変化がでてきたように思います。 右足から履くと、左足をズボンに入れるのが非常にやりにくかったのですが、決して慌てず、ゆっくりどのあたりがやりにくいかを感じながら履いてみました。
数日すると、不思議なことに履きやすくなっていました。今は右でも左でも大きな違いなく履けるようになりました。
力を入れるより、力を抜いてやりにくいことを認識し感じた方がやりやすくなります。
このことは何度も書いてきましたが、そこに強烈な緊張状態を打破するカギがあると思います。
弱い力、認識力は本当に様々なことを根底から変える能力があるみたいです。ただ、どれぐらいの力が弱い力なのか?
これは体感していかないと絶対にわかりません。 そこにしか無意識につながる窓はないからです。
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