身体とコンピューター言語

身体における言語を知る


弱い力で身体を変えようと思ったら、身体に書かれたコードを解析する必要があると私は常々思っていました。コンピューター言語の成り立ちはとても興味深く、治療や診断のシステムと同じなのではないかとも思っています。 


コンピューターは0か1という二進法です。これは筋力検査における緊張か弛緩かと同じだと考えています。緊張と弛緩に意味はありません。この数字の羅列を人間にわかる意味にしたものがプログラミング言語と呼ばれるものだと思います。 プログラミング言語も多数ある通り、人間の身体も人それぞれで多種多様な言語を持っているように思えます。


例えば 00 01 という二つの数字が並んでいたら 日本語の「あ」という文字に対応していて、この数字があったらディスプレイに「あ」という文字が表示されるという約束事をしていたとしたら、00 01 は「あ」なんだとわかります。 

00 11 だったら「い」とか 10 01 だったら「う」という決まり事を最初に決めておけば自由に思った文字列を表示させることができると言うことです。 


これは正確ではありませんが、基本的には、こういう仕組みがコンピューターの内部では処理されているということです。 その設定に違いがあれば、当然違う処理の仕方が必要というのは理解できると思います。

身体はブラックボックスです。何かの入力を与えられると、それに対して反応が返ってきます。身体の場合の答えは緊張か弛緩という0か1しかありませんが、術者が問いかけをすることで、その答えを0(緊張)か1(弛緩)で得ることができます。


この答えによって、それが正しかったのか間違っていたのかを知ることができる訳です。緊張という答えを得たいのに弛緩という答えになったら、何か違う原因があるとわかる訳です。

もちろん、問いかけの条件設定によって0の場合もあれば1の場合もあります。それは、その人が決めた条件によって変化してくると考えると、人それぞれが違うというのもわかります。

ただ、生きている限り大原則というのはあり、この原則から外れると生命活動そのものがおかしくなるという場合もあります。より物質的な世界における法則は、このようなプログラムで書かれているものだと思います。西洋医学は、そういうプログラム処理は得意な分野だとも考えます。


身体に何らかの異常があれば0と言う条件設定なら0(緊張)が答えとなり、身体に何らかの異常があれば1という条件設定なら1(弛緩)という答えが返ってきます。だから、条件設定をしっかり行い、身体の声を聞くようにしていると、緊張イコール異常、弛緩イコール正常という書式は本来成り立ちません。 

それは人間の勝手な都合だということです。


それではなぜ肩が緊張し不快感を感じるのでしょうか? 

御薗治療院

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