中医学や一部の鍼灸の流派でも、問診に1時間ぐらいかけるところもあります。それで証を決定していくので、問診がそんなに簡単ではないというのがわかります。
しかし、そもそも、あやふやな本人の自覚症状で判定するのですから、術者の経験や直感が必須であることも間違ありません。また証の決定に重要な問診の仕方が上手い人とそうでない人があるのだと思います。
それなら問診も経験と直感が必要ということです。もし、そうでないのなら問診はコンピューターが得意な分野ですから、コンピューターに任せれば良いのでは?
と思います。その方が正確なはずです。しかし、経験のある術者なら、それではわからないと言うはずです。コンピューターにできるのであれば顏を見ていなくてもできるはずです。しかし、やっぱり対面で、その人を見ながら証を決定していくのが正確な方法だろうと思います。
脉診や腹診は術者によって診断に違いがあるというのはわかっていますが、問診は、ベテランの先生ならある程度一致したというエビデンス(らしき)ものがあると聞いたことがあります。
これもホントかなぁ~とかなり疑っています。
どんなふうに一致し、どんな問診をしたのか疑問です。まぁそんなことを疑いだしたらキリがないと思いますが、あきらかにわかるのは、それを初心者が真に受けて追試はできないということです。
問診も感覚や経験に基づいて行っているかというのがわかると思います。
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