触診法4

触診で一番大事なことはイメージ力です。


イメージできないものは触ることができません。そういう意味でも解剖学はとても大事です。 ただ、イメージできれば触診できるかというとそうではありません。そのあたりが悩ましいところです。

しかし、触診ができるようになると、経絡をイメージすると、簡単に経絡を触ることも可能です。


当然ですが穴もわかります。そして経絡の蛇行や幅の変化、深浅も捉えることができます。 これを病状の単位で調べまくれば本当の意味で経絡とは何かがわかってくるのではと思います。 

なかなか、そんな時間がとれないので確実なことはできませんが、皮膚炎を起こしている人の肺経は蛇行も激しくなっているのがみてとれます。 


そういう人が手首を痛めると列欠、経渠、太淵と言った穴は大腸経側に大きく変化していきます。今は、そんな簡単なことぐらいしかわかりませんが、もっと進化してくれば、経絡の触診が病態を捉える手助けになるかもわかりません。

肺経と対になって脾経も本来の脾経より胃経側に変化することが屡々です。 関節をまたぐと変化する様子もうかがえることからも関節と経絡の関係は面白いものがあると言うのもわかります。 



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