インフルエンザにおける風邪の反応

インフルエンザによる筋肉痛や頭の痛みってとれにくいんですよね。

でも身体の反応から解析していくと何故痛みがでているのかってよくわかります。


殆どの痛みは血管系にウィルスの影響が出ることからではないかと思っています。

解剖図を見てください。

鼻咽腔の真後ろあたりを通る動脈が咽頭動脈や口蓋動脈で、それに連結しているのが頸動脈です。

これらの血管の一部に風邪の反応があると血行性で頭痛が起こったりします。

拍動型であったり鈍痛であったりします。

鼻咽腔炎や上咽頭炎などでは、鼻の奥の乾燥感や後頭部痛が起こったり自立神経症状や不安感が起こったりもします。

これが脳にあがってしまうと脳症になってしまうのだと思いますが、普通の体力のある人が起こることはまずありません。脳にはそれを防ぐ能力があるからです。

鼻咽腔あたりに感染がありリンパ系、血管系に影響を与えると後頭部痛が起こったり側頸部の動脈を通って表層の筋肉を緊張させ頭痛になったりすると考えられます。

実は自立神経症状も鼻咽腔の慢性的な炎症が関係することもると考えています。

インフルエンザの時もこのような経路で筋肉痛が強くでることもありますのでまずはこれを叩くことが大事だと考えています。叩くというよりそこを強くするということでしょうね。

内外の頸動脈の反応がある場合、これを除去すると頭痛が緩和したりするのはその為だと考えられます。

頸動脈で起こった炎症は血管を通してではなく身体の筋肉バランスを通して腰部の筋肉を刺激し腰痛を起こす可能性がありますので、頚部の反応を除去した後に腰部を軽く運動させると除去できることがあります。


インフルエンザの初期段階は、やはり頭痛、発熱、筋肉痛、悪寒と言った東洋医学でいう表証の症状です。この時点で身体を温め発汗させることで排熱し、ウィルス感染をした上気道あたりの痰を排泄するために咳がでてくれば終わりということになるでしょう。

熱も駄目、咳も駄目、頭痛や筋肉痛も我慢できないで駄目ということで薬だけを投薬し、楽になったからと言って薄着でいたりすると、また症状がぶり返してしまうことがあります。


その時は、もっと内臓深くに入るので慢性炎症となって長く続くことがある訳です。

薬を飲む飲まないにかかわらず排熱ができた後もしっかり身体を温め身体をジッとさせることが一番早くインフルエンザを治すコツです。

熱はウィルスと戦う為に身体起こしている自然現象ですから、それを無理やり下げるとインフルエンザの場合は脳症になったりするのです。

カロナールのようなアセトアミノフェン系の薬では解熱作用は少ないので、脳症になる可能性が少ないということですね。


その注意を怠って熱が下がったからと言って安易に考えているから後で苦しい思いをします。排熱には絶対に発汗をさせなければなりません。

自然発汗をして排熱すると熱が下がった後がもの凄く気持ち良くなります。


これをわかってない人が多いんです。だから熱を異常に怖がったりインフルエンザを異常に怖がったりするんですよね。

異常に怖がるのは愚かなことです。昔は抗インフルエンザ薬なんかなかっても治ってましたからね。

抗インフルエンザ薬を3歳の頃飲んで脳症で亡くなったという子もいます。

実際に居ますからね。

大人だからいいんでしょうか?

大人は脳症にならないから良いのでしょうか?


馬鹿げていると思いませんか?


風邪は万病の元です。あなどらないで怖がってはいけません。

インフルエンザは流感と呼ばれていた感染症です。進化とはウィルスとの戦いですからね。

インフルエンザにかかっても、免疫を活性させる進化の過程だと思って身体をいたわってあげてくださいね。

まずは休息が大事ですからね。忙しいと言って休息をしないと良くなりませんからね。

薬飲んだら治ると思っている人は痛い目にあいます。

風邪は万病の元ですからね。

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