解剖学者の養老先生の話ってホントに面白いなと思います。 ある意味、誰もがどうでも良いと思っているようなことにメスを入れて、それを言葉にするのが、とてもお上手だと思います。しかし、そんな面白い話しであっても、単にその言葉だけで解釈してしまったら時間がたてば忘れてしまいます。 ただ面白かったで終わってしまう人です。 ブリッジングという言葉を思い出します。ある出来事と違う出来事のどこに共通点があり、その根幹は何なのかを理解する手法です。 物事を解釈する時に、相手が発した言葉を、そのまま覚えるのは学校の教育式です。これは学校を卒業したての人に起こる現象です。鍼灸学校を卒業して間もない人が教えられた通りの鍼を打つみたいなものです。しかし、経験を積むと、それではどうすることもできないという現実にすぐ突き当たります。 誰しも突き当たる現実なのですが、そこで二通りにわかれます。何とかして理解しようとする人と、そのまま学校で習ったとおりのことをする人です。どこかで修行していたら、そこで教わったことしかできない人です。 「鍼灸師なんてならなきゃよかった」という本を書いた人がありましたが、安易な道は、どんな
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