左足の大腿部の痛みを訴えていました。
坐位からの立ち方のチェックをしつつ立つ動作を数回やってもらいました。
動画のはじまりが途中からなので残念ですが最初に正座をしてもらって
痛みのチェックをして再度座ってもらったところからはじまっています。
この時点では私は指導しただけで何もしてません。
この動きを続けるだけで良くなってくるのがわかりますが、一回目は
まだ手をついて立とうとしています。
二回目になると手をつかないで立ってます。
最後は足が軽くなって痛みもなくなったようです。
高齢になってくるとどうしても足の筋力が弱ります。
筋力が弱るというか、足の筋肉を使おうとしなくなるのです。
これを改善しないと治療をしても良くはならない。
というか時間がかかります。
そして肩や手の筋肉を使って歩こうとします。
四足歩行に戻ろうと進化を後退する訳ですね。
それをなくすように肩の力を抜き足で軽く数回踏ん張ってもらいます。
ただそれだけで機能がグンとあがります。
左足の三里と左手の外関を一瞬接触針しただけです。
鍼治療の時間は1分ぐらいだろうと思います。
あとの時間は力の入れ方を指導しただけです。
本当にそれだけで足が軽くなり歩きやすくなって痛みもなくなっていくのです。
注意点はありますが、これだけのテクニックで身体はどんどん変わっていくんです。
鍼治療はその動きを良くさせるために調整するだけです。
これも患者さんの協力がなければ楽にはなりません。
もちろん痛い場所には一切刺激してませんよ。
この方のような痛みなら椅子から立つ立ち方を日々改善してもらえれば、それだけで良くなってくでしょうね。
治療をするまでもないかもわかりません。
簡単なことなんですよね。
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