以前ご紹介したMBR法です。
関節を曲げて突っ張りを感じたところを記憶し解放して思い出す。
ただそれだけの運動です。
それに加えて力を抜く!!
を同じ原理でやってみると面白いことが起こります。
力を入れようとすると力を入れた方向とは逆の筋肉が働き力を入れないようにします。
それが人間の持つ能力なのです。
これは筋紡錘という作用が働くからです。
関節を壊さないための人間のある種の防御反応なのです。
この防御反応を超えた力がかかると動きを止めているのにそれ以上の力がかかって怪我します。
ストレッチをして「イタ~」って思うところまでやってしまえば筋紡錘は働いています。
つまり力を入れようとする逆方向に筋肉が働いているということです。
これでは本末転倒!!
カイロプラクティックなどで事故が起こるのも筋紡錘の作用を考えないで急激な外力を加えてしまうからですよね。
それなら壊れない程度に動かすとどうなるか?
曲がらない関節があったとします。
例えば左に顏を向けると痛くて向けない。
でも左に向けないのは無理やり向こうとするからです。
無理やりじゃなく少しだけ向いてみてください。
少しでも突っ張りがでてききたらそこで止めてください。
殆ど動いていないことに気づくはずです。
そこで止める訳です。
首を左右に1度ぐらいずつ曲げてみて下さい。
右と左で突っ張る場所が違うのがわかるはずです。
左を向いた時は下側、右を向いた時は上側という感じで上下や前後の突っ張る場所が違うはずです。
首の痛みがない人でもそうなります。
MBR法はそれを記憶して解放した時にその突っ張り場所を思い出します。
記憶を活性させ筋肉に命令するような方法です。
これぐらいの運動では運動にならない!!
と思っている人は大きな間違いをしています。
筋紡錘を無視した運動、つまり強大な力の運動のみが運動だと思い込んでいる訳です。
MBR法も脱力方も一種の瞑想です。
筋肉を鍛えるのではなく神経を活性させる方法です。
それで十分筋肉は柔らかくなります。
揉んだり叩いたりする必要は全くない。
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