昨日の投稿で力を入れて抜く。
というのを書きました。
力を入れても全体に入らないということがありませんか?
と質問されました。
確かに!!
全体に力を入れられないから力が抜けない。
力を抜けないから力が入らない。
そうなんですよ。
力を出す為には力が完全に抜けることが大事ですし、逆に力を抜くためには完全に力を入れられなければなりません。
弓と一緒なんですよね。
身体が固まって痛みがでている人って、弓が最後まで緩まない状態と同じなんです。
緩まないので最後まで引いても威力がない。
弓はバネのような力が必要ですよね。
元に戻る力です。
それが元に最後まで戻らない。
それなのに一生懸命弦を引いてしまうので弦がユルユルになってしまう。
だから痛みがでてくる訳です。
だったら最後まで緩ませないと・・・。
一般的にはそう思ってストレッチをしたりします。
でもそれが逆効果になってしまうのです。
ストレッチは弓の弦を緩めるようなものです。
弓そのものを柔軟にする方法じゃない。
弦がタラタラなので威力はありません。
だからストレッチをすると運動能力が下がるなんてことが起こりえる訳です。
そうじゃなく弓そのものを柔軟にしないと力は出せません。
つまり元に戻る力が必要ということです。
硬くなったものを急激に柔らかくしようとしたら折れます。
硬いものは硬いままゆっくり力をかけることです。
鉄でも熱して少しずつ力をかければ折れずに曲がります。
ストレッチをして無理やり曲げてしまうと折れます。
折れないように曲げるには少しずつ力をかけることが大事です。
その方法を明日書きます。
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