横尾忠則さんってご存じですか?
寺内貫太郎一家の絵も描いていたみたいです。
私ぐらいの年代の人なら覚えてますかね~。
もちろんそれだけじゃありませんが・・・。
バラエティ番組は見ないのですが、NHKで横尾さんがでていたので、興味を持ってみていました。
とても面白いことを言っていましたよ。
歳をとってから残された時間は少ないと感じる。
これはある意味希望がある。
これってとても真実ですよね。
絵を描くとき悩まないのですかと問われると・・・。
悩むのをやめた。
と言ったんですよ。
悩まないようにしているじゃなくやめたんです。
悩んでられないとか、悩む暇がない。
じゃ~ないんです。
やめた。
この言葉に重みを感じますね。
この人天才!!
って思いました。
治療って色んなことを教えてくれます。
とくに筋力検査法を使った治療って悩まずにはいられないんです。
私もものすご~く悩みました。
悩み抜いたからこそわかることがあります。
診断がうまくなる唯一の方法は悩むのをやめることなんです。
やめてからもの凄く診断が楽になり的確になってきたんです。
もっと早くにやめときゃ~良かったと思います。
だから講習会に来てくれる人には早くやめなさい。
馬鹿になりなさい。
といつも言ってます。
脳と身体ということを問題にすると、脳はいろんなことを考えて悩むのが好きですよね。
でも体はとても単純です。
とも言ってました。
これもかなり深い言葉でとても印象的。
バラエティ番組のような作りでおもしろおかしくやっていましたが、内容はとてもとても深いものでした。
馬鹿な番組と馬鹿にせずよく見ていると、その中に真理があるんだなと思います。
専門家の講習会では特に言います。
「あなたは頭良すぎです!!」
ってね。
「もっともっと馬鹿になってください」
「馬鹿度があがらないと上手くなりません」
って言ってます。
良いとか悪いとかではないのです。
良いとか悪いは頭で考えた結果です。
痛いとか気持ちいいとかはある意味身体にとっての真実です。
身体の感覚に意識を集中させて今何が必要なのか?
と言うこと。
それは今すぐにわかります。
ものすごく単純なことです。
それを頭で考えてしまうからおかしくなるわけです。
頭で考えることをやめる。
それだけで良い。
ホントにそう思います。
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