水の流れ

病気と水の関係ってもの凄く深いです。 

水がうまく流れるのか流れないのか? 

それによって健康状態の良い悪いが決まると言っても過言ではない程です。


それなら水をうまく流すことが何よりも重要って考えられません?  

それではどうやれば水が流れるのでしょうか? 

どうやれば水が滞るのでしょうか? 


身体の中を水が流れるのですが、それを川の流れに例えているのが東洋医学で言う経絡っていう考え方なんですよね。 

昔の人は水が大切だとわかっていて、身体の中にも川に相当するものがあるだろうと考えたのが経絡ってことなんだと思います。 

川があるなら海があるって考えられますよね。 

四海(血海、髄海、気海、水穀海)って書いてあります。 

川の流れが海になる。 

海って広いですからね。 

全身が川というぐらい経絡は全体にひろがっています。

そんなスペース身体のどこにあるんや? 

って考えてしまいます。 


だから解釈が人によって違う。 

ここが東洋医学の面白いところです。

川が身体の表面全体を流れているのに海がどこに存在するのか? 

考えると頭が痛くなるんですよね。


でもあります。 

そこで考えがあります。 身体を四区分にしてその全体に流れるって考えると臨床上合うようです。  

前側(血海)、右側(髄海)、後側(気海)、左側(水穀海)  です。

経絡と重複しているように思いますが、別のシステムとして存在しているみたいです。 

経絡はそれぞれに上肢、下肢である程度区切られています。上から下まで流れる川は陽経の三つ

他は途中で終わってます。


海のように全てが頭の上から足の裏まで流れるものは経絡には存在しません。

海は世界とつながっています。

つながっていなくては海じゃない。


川としての経絡、海としての前後左右という解釈ができます。 

とても面白いなと思います。 

解釈だけでは駄目なんです。

実際にそれで効かせないと意味がない。


今その課題に取り組んでいます。

海の癖みたいなものがわかると良いなと思っています。

それはどんな時、どんなふうに作用するのか?



 

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