親がいるから子がいる訳です。
子供が親を作る訳ではありません。
この意味をよく考えると治療にいかせます。
昨日の動画でもご覧になって頂けたと思いますが、症状は下腹部でした。
しかし、表面にある異常な反応で一番大きな反応(親)は左下腹部です。
症状のあるところから少しズレてます。
そして左足の内側につながり股関節にまで影響を及ぼしていました。
きっと歩行時に異常な歩行を続けたのでしょう。
予定を色々入れて疲れがでたのだと思います。
そこにホルモン剤と抗生物質です。
良くなると思いますか?
大事なことは何が主役なのかを決めることが大事です。
それ以外にも諸々の反応があります。
決して一つの原因ではありません。
そのことに気づいて治療をしている人がどれだけいるのか?
何々が原因と診断されたとします。
それが本当に原因だったとしても治療をしても良くなるのは60~70%です。
完全に元の状態に戻る訳ではないことが多々あります。
それはなぜか?
原因は常に複数あり、何が一番の主役であるか?
そして脇役は何で、その他大勢は何か?
時間と共にその他大勢が主役になってしまうこともあります。
それをしっかりわけていくことが治療には求められます。
しかもそれを短時間で決めることができないとなかなかうまくいきません。
時間をかけ過ぎると判断が狂います。
原因を一つにしたがるようになってきます。
でも原因は一つや二つのはずがない。
身体をしっかり観察しているとそれがよくわかります。
逆に一つの原因を取り除いたつもりが、症状が改善しない。
ということも多々あります。
しかし!!
それを取り除いていかないと本当の原因が見つからないのです。
それを前処置と言います。
原因さえ特定すれば一瞬の刺激で良くなっていきます。
刺激しても刺激しても良くならないのは原因ではないからです。
他のことを考えましょう。
それが大事ですね。
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