湿布は5枚貼ると同じ成分の薬を1錠飲んだことと同じですよ。
と説明します。
そうかと思って貼らない人は非常に少ないです。(笑)
頭ではわかっていても習慣は止められません。
それなら貼るのを30分にして・・・。
って言います。
夜寝る前に貼って朝剥がします。
そういう答えが返ってきます。
なんかいもいうとるやん~。
っていうとそうやったかな~って答えが返ってきます。
なるほど・・・。
これが人間の心理なんだなと思い知らされます。
それでも言わないとな~。
でも言ってもわかってもらえないなら言うだけ無駄かな~。
そう思っても一応言います。
湿布のことですらこんな感じですからね。
細かいことゴチャゴチャ言ってもできる人は極僅か。
それをホントに理解しないと治療できません。
なかなか習慣はやめられない。
これが人間です。
日本には湿布文化がありますが、海外ではあまり湿布するという習慣はないようですね。
きっと湿布好きの外国人が居ても説明すれば止めるでしょうね。
しかし、日本人はやめません。
そう簡単じゃない。
それが文化です。
その文化を尊重しながら患者さんと話しすることが大事なんですよね。
それなら痛みを取ることに集中して痛みがないから湿布貼らなくなった。
って言わせる方が良いようにも思いますね。
プロと素人の差はこういうところからくるのかも・・・。
言ってできる人は一割にも満たない。
言ってもできない人には実力を行使するしかない。
そういうことなんだろうと思います。
難しいですよね~。
それって・・・。
プロの人は、それをもの凄く感じているんですよ。
でも自分をプロだと思っている人は頭で物事を考えようとします。
頭で説明しようとします。
でも素人は違う。
プロも素人の立場にたって考えるようにしないと駄目だなとキモにいつも命じています。
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