スポーツによって肘を痛めることがあります。
完全に伸ばしきると激痛で伸ばしきれないという状態ってよくある話しです。
普通の場合なら肘そのものに何か問題があると思いますよね。
しかし肘に問題はありません。
どこに問題があったかと言うと手の親指です。
図に書いたように 親指の血管系の異常が肘を伸ばさなくさせていたのです。
手の血管の一部分が肘や肩、背中やお尻、足の筋肉に影響を与えるとは普通では考えられません。
しかし、筋力検査によって異常が発見され血管系のみに刺激をしてみました。
すると徐々に肘が伸びてきます。
親指の血管系が関係している臓器は胃で胃の本体よりも顎下腺と口腔とリンクしています。
それを告げると顎も異常がある。
顎関節の問題ではなく、顎下腺の問題や口腔内の問題があるのだろうと思います。
胃の問題であったとしても場所を特定することが重要です。
口腔や顎下腺も消化管の一部です。
胃の異常として反応します。
手の親指の血管がそんなところまで関係してるなんて普通は考えませんよね。
しかし、体は様々な情報のネットワークを持っています。
血管やリンパ、皮膚、骨、筋肉靭帯から出ているメッセージ物質の作用によって相互に関係をしているのだと思います。
筋肉としては広背筋 や大腿筋膜張筋とも関係していますした。
大胸筋や三角筋の一部とも関係していました。
これらの部分にはすべて圧痛があり軽く押さえただけで強烈な刺激があるようでした。
手の血管系を調整すると何らかのネットワークを通じてこれらすべての異常反応がなくなってしまいました。
もちろん全ての圧痛も一瞬でなくなります。
治療効果は一瞬でわかります。
ひとつの局所には複数の脈診ができます。
異常な脈というのは、1種類ではありません。
複数存在します。
特に局所経気の場合は4~7 経脉ぐらい存在しています。
これも一般的な鍼灸の考え方とは全く違います。
刺激する穴としては、1経脉で右左で違う穴が適応になりますので、8~14穴を選択しなければなりません。
これも一瞬で行い刺激します。
そんな脈診を普通のやり方で取れる人はいないのではないかと思います。
長年伸びなかった肘が数秒の刺激で伸びるようになってくるわけですから、この対応関係はまず間違いないでしょう。
本人が一番びっくりしていたのではないかと思います。
本当ですか?
マジ?
うっそ~
を連呼していましたからね。(笑)
他の原因では骨として肋骨の問題(第四肋骨)がありました。
あとついでと言ってはなんですが、お尻の痛みも足を上げたいときにあったのですが、それもなくなってしまいました。
その痛みに対しては何の処置もしていませんが、楽になっていたようです。
体が疲れるということをもっともっとを考えなければなりません。
体が疲れるというのは、運動して疲れるのではありません。
ましてや乳酸がたまるというようなレベルで話をしていては何の解決にもなりません。
長距離選手が終盤になってきて身体が横揺れしてくるのと同じように疲れた体というのはまっすぐ歩行することさえできません。
特に激しいスポーツを行っている場合、一部分の異常を中心に体が大きく歪んでいくのです。
そんな状態が日常の生活で起こっているのです。
疲れないはずがない。
西洋医学的に考えればたかが指です。
しかも血管のみですよ。
ありえないですよね。
でもそれが事実なのです。
治らないのには治らない理由があるわけです。
痛みのある肘をいくら見てていても問題は解決するはずがありません。
様々なところに行って、治療したみたいですが何の役にも立たなかったようです。
原因が違うのですから当たり前ですよね。
でもそんなところに原因があるなんて誰も見つけられないわけです。
そこを見つけていくのが私の仕事です。
適切な運動の方法を指導し終わりました。
0コメント