1970年代に大ヒットとなった商品にペットロックというのがあったそうです。
なんとその辺にある単なる石ころを売り物にして、半年で5616万6419ドルも売ってしまったそうです。
1ドル120円とするとだいたい67億円になる訳ですよね。
すご~い!!
何か特別な石だったかというとそうでもなくて、本当にただの石ころだったようですが、単なる石なら売れないので一工夫したそうです。
それは・・・。
1975年、アメリカ人のゲイリー・ダウル(Gary Dahl)が、ペットの飼育には楽しみとともに、ストレスや出費といった欠点をともなうことから、それらの欠点が一切ないペットとして発案した。日本でも1977年(昭和52年)にトミー(現・タカラトミー)から発売された。
商品内容は、ペットとしての石に加え、動物のペットと同じように通気孔のあいたキャリーケース、石を鎮座させるための布や藁、飼育方法や訓練方法を記載したマニュアルと血統書がセットになっている。購入者はマニュアルをもとに、石に対してイヌなどと同様に「来い」「お座り」「伏せ」といった基礎訓練を施し、決まった時間に入浴させ、ベッドに入れ休息を与える。さらに家族、友人、恋人といったペット・ロックを一緒にさせるといった楽しみもある。
引用:Wikipedia
だったようです。
そんなのがトミーから売られていたなんて全く知りませんでした。
もし、知っていたとしてもきっと「ふ~ん、物好きがおるもんやな~」で終わっていて、そんなことも忘れていたのかもわかりません。
人によって価値というのは、色んな価値があるんだなと思いました。
犬と同様にお座り伏せの方法があったなんてのが面白い発想ですよね。
ちょっと手を加えれば石でも売れるようになるんですよね。
しかし、それが長続きすることはありません。
流行で売れただけですから宝くじにあたったみたいなものですね。
昔、マイクロソフトが人気だった頃、アップルはディスプレイと一体型のiMACを発売しました。
その前からWindowsを使っていたので、これを使う機会(未だにアップル製品は使う気になれない)がなかったのですが・・・。
デザインも当時は画期的だったのですが、一目見て使う気になれませんでした。
機能重視だった私は、拡張性という意味で除外していました。
まあそれまでの資産があったのでワザワザマックに乗り換えることもなかったというのが本音ですけどね。
これはPCではなくマックだとスティーブジョブズは言ったそうです。
これは石ではなくペットロックというペットだ!!
というのとよく似た意味のような気がしてます。
人それぞれ価値って違うんだな~って今思うと凄く思います。
一方向の価値からだけしか見ていないと駄目なのかもわかりませんね。
iPadもiPhoneも使いましたが、機能的に落ちることはないのですが、やっぱりちょっと閉鎖的なところがあるのが好きになれないんですよね。
アップルファンご免なさい。m(_ _)m
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