背中のはりと回旋

猫背は胸椎が前に曲がっているのではなく回転して捻れています。

この動画の方は見た目猫背ではありませんが、左側だけが緊張と腫れを伴っています。

その場合、背中は伸びにくくなると同時に左への回旋が行いにくくなります。


この例から様々なことを想像することができます。

第十二肋骨の異常は、腎臓へも下行結腸へも影響を起こしやすくなります。

それから血管系の大動脈から腎臓へ向かう腎動脈、腹膜の左側等々の影響をいくらでも想像することができます。

血の流れの異常、神経の異常、リンパの異常様々なことが考えられます。

この動画の方の場合は、そういう問題が強くでているのではなく、頭頚部と足の問題が主役でした。

軽く調整をすると左の伸展回旋がやりやすくなりました。


主訴とは無関係なように思う反応ですが、ちょっとした異常が更なる異常に影響を及ぼします。

強い刺激や局所の背中へ刺激を加えるのではなく、頭、手、足のどれかの選択で調整できるパターンです。

この動きが良くなると胃腸や心臓血管系、腎臓系へ圧迫していた異常がなくなってくると思います。

調整後、触診を行うと腫れがなくなっていますので間違いないでしょう。



御薗治療院

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