私はできるだけシンプルに物事を考えるようにしてきました。
難しい説明や理論を聞いても本質はシンプルなはずです。
そして本質は実践的でなくてはなりません。
何をどう動かせるのか?
どうすればより短時間で変化させることができるのか?
それを追求すると自然にシンプルな考え方になっていきます。
そこで問題になるのが既存の理論です。
これはこうした方が良い悪い。
というものです。
先人達が苦労して作り上げた理論です。
たいていはその理論にのっとると良くなっていくことが多い。
これは確かです。
しかし、その既存の理論ではどうすることもできないことが多々ある。
それを追求することが次の段階です。
順番という話しをしましたが、順番が狂うと本質をつかめません。
学問は起こった現象をできるだけ正確にしようとする試みです。
それはとても尊い行為ですが、一般の人にはそんな説明してもわかりません。
日常生活に関係あることでないと実感できません。
つまり一般の人には現象の後にしか理論はないのです。
まずは現象が起こるという事実が一般の人にはわかりやすい。
その後に理論がある訳です。
実は学者も現象から理論を引き出しています。
学ぶときも一般の人と同じように現象から理論を学んでいくということが重要なのです。
しかし、何かを勉強しようとすると理論から学びます。
だから順番が違うので、あとで辻褄が合わなくなる。
理論が手助けになるのは、うまくいかなかった時に役立ちます。
実はこの順番が全く逆になっている人がいわゆる知識人に多いというのは事実でしょう。
本来、動物は、動くことで生活を営んでいます。
植物も動物も生きているものは全てなにがしかのエネルギーを得て生きています。
しかし、植物は、動物のようにエネルギーを取り込む為に見た目に大きくは動きません。
ここが植物と動物の大きな違いです。
動物である私達が原動力となるエネルギーの取り込みはとても大事です。
その中でも呼吸はもっとも大事な行為です。
次に食事が重要になってくるでしょう。
エネルギーを取り込む時に運動するのが動物です。
その運動エネルギーが次のエネルギーを取り込む循環になっています。
それが生きている限り止まることはありません。
エネルギーを取り込む行為の中で、もっともわかりやすいのは呼吸ということです。
そして生きるために必要不可欠なのが呼吸ということです。
この呼吸が様々なものに影響するのは間違いないことです。
よく腹式呼吸とか胸式呼吸とか言いますが、複式だろうが胸式だろうが呼吸することに違いはありません。
何が違うのか?
意外にわかっていないのではないかと思います。
お腹で呼吸した方が良いんだよ。
ということを教えられて腹式呼吸をしたりします。
しかし、それは本当か?
お腹で呼吸するってどういう意味?
とは考えない。
しかし、それを体感し、実感していないと医学は何もはじまらないんじゃないでしょうか?
その後に医学があり、医学理論がある。
もっともっと身近な呼吸について色んな実験をしてみることが大事です。
そこから推察できることを理論にしていくことが医学の基本かも・・・。
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