足腰の力が抜ける感じがあるという方が時々いらっしゃいます。
立ってお尻を触ってみるとパンパンに張っています。
反応を診てみると神経系の反応です。
馬尾神経、大腿神経、4、5脊髄神経等が異常反応を示しています。
このあたりに何らかの圧迫があることで症状がでている可能性はありますね。
「実」「裏」という感じで熱も寒も混在している感じでした。
馬尾神経症状が凄くでている訳じゃないけど反応はある。
こういうパターンもよくあります。
このような場合何が目標になるのか?
まずは左の呼吸系の問題がありました。
胃、肝という内臓系の反応があり、胸と左上腹部と右側腹部に手をあてると臀部の緊張が緩みます。
肺は「気」、胃は「水」、肝臓は「血」が関与しています。
これだけ複雑な状態になると一筋縄では良くなりません。
感情的にも複合した状態になります。
怒り、憂い、悲しみという感情が複雑に絡み合って症状がでていると言っても過言ではありません。
当然ですが精神症状もでています。
それによって神経の機能障害が起こり症状がでているとしたら・・・。
どう考えても簡単にはいきませんよね。
この症例ではありませんが、他の症例で腰痛の問題が、手首にあって、手首を調整すると腰痛が一気に良くなった。
ということは多々ありますが、それでその人の全ての症状がなくなった訳ではありません。
動きやすくなって痛みを感じにくくなっても他の問題が目をだしてきたりします。
というか隠れていたものが表面化するだけですが、それによって症状が増幅されたように感じることもあります。
症状も反応も神経にでていても原因は違うということです。
これらを含んだ調整を行うことで立った時の違和感がなくなってしまいました。
歩行もしやすくなり歩幅が大きくなって足が軽くなりました。
当然の結果と言えば当然の結果です。
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