痛みがあってもどのような経緯で悪くなったのか?

足が痺れて痛む、腰の痛みがなかなかとれない。

こういう方は良くいらっしゃいます。


腰が悪い?

確かに腰は悪いです。

坐位で左右の足の開き具合が違います。

足の長短もあります。

このような場合、解剖学的には、大腿四頭筋や股関節、仙骨の障害等に着目するのが普通でしょう。

身体の動きをチェックしてみても確かにおかしいですからね。

それは否定しません。


しかし、それを統合している異常部位というのがやはりあります。

東洋医学でいう治本法というのは、全体に影響を与えるポイントを探して、それを調整することです。

最終的な異常部位と言える場所があります。

それを刺激すると全体の調整が可能というようなポイントです。


蝶形骨


脳を支える骨として蝶形骨という骨があります。

図のように蝶形骨を前から見ると鼻の奥に存在しています。

青色の部分です。

蝶形骨だけを前から表示させてみるとこんな形ををしています。

その右側の一部分のみが全身に影響していました。

異常部位は、前からの反応ではなく裏上側からという形で角度があります。

側頭部から蝶形骨を狙う形です。

この角度で狙うと腰などの痛みが即座に弛緩します。


一本の鍼で全てのテストが消失又は減弱しているのを確認できます。

一つ一つ丁寧に解剖学的に調べて行くのも一つの手ですが、一気に消失できるならこの方が早くて便利で患者さんへの負担も少なくなります。


このような方法を治本法と呼びます。

全身に影響を与える刺激ポイントということですね。



御薗治療院

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