上顎も様々なところと関係の起こりやすい部分です。
篩骨や鼻骨、蝶形骨と共に上顎が部分的に腫れるという反応があります。
ある患者さんでは、手首、足首、頸椎7番、胸椎3番、胸椎12番、腰椎5番
胃、肝臓、肺、心臓、腎臓と関係がありました。
胃も食道から胃の右上後側からだけ反応します。
よく何々アレルギーと言いますが、なぜアレルギーが起こるのか?
という臨床上の解明はあまりされていません。
医学的には作用機序はわかっていても実際の臨床でその理論を使えなければなんの意味もありません。
もし、本当にそれが正しいのなら、とっくにアレルギーは克服されているはずです。
しかし、ちまたにはアレルギーばっかりです。
アレルギーによって起こる反応は様々だったり、思わぬものにアレルギーを起こしたりすることも多々あります。
これは身体に悪いだろうと思っているものには全然反応しなくて、身体には良いだろうと思っているものが逆に反応したりすることもあります。
そしてそれは、時期や状態、季節によって大きく変化したりします。
そういう敏感な状態を示している人にとって、上顎や鼻骨、篩骨、蝶形骨は注目ポイントと言えます。
一つの答えになるかなと思っています。
あとリンパ管の炎症状態を引き続き起こして胸にしこりを作ったり、子宮に腫瘍ができたりもしやすくなるのもこの現象なのではないかと私は考えています。
アレルギーは、アレルギー物質そのものが悪いのではなく、身体がそれに反応していることに着目しています。
アレルギー物質を目の敵にすると身体が様々なものを受け付けなくなってしまったりします。
好き嫌いはあって良く、食べたいものと食べたくないものがあるのは普通です。
それも季節や身体の状態によって変化します。
とにかく鼻骨付近の異常反応は、全身に大きな影響を与えることは事実です。
ここで思い出されるのは風邪は万病の元という言葉です。
風邪はいきなり手でひくことはないでしょ。
やはり耳鼻咽喉周囲です。
風邪は症状の出る風邪とでない風邪があります。
問題は症状の出ない風邪です。
それらは常時炎症を起こしやすい易感染という状態を起こして体調不良を引き起こしています。
しかし、本人がそれに気づかないことが多い。
その元となっているのが耳鼻咽喉周囲の組織なのだと思います。
それならアレルギー物質を遠ざけることより、それを治療することの方が先決なんだろうと思います。
ホントに身体って不思議なものですね。
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