身体の動きを観察することはとても大事です。
身体が捻りにくい時の身体の物言わぬ形をよく観察することが治療をする上でとても重要な観察になります。
窮屈な動きを強いられ(患者さん自身が作り出した動き)キチンと動けないというのを見た目で直ぐに判断できなければなりません。
このような地道な動きの観察こそが治療をするカギです。
知らず知らずのうちに人間は自分を窮地に立たせるような動きを強いてしまいます。
つまり頑張ってしまう訳です。
自分の心が意図しない制限を受け続けると身体の動きに変化があらわれてきます。
それは身体にあらわれた心の叫びでもあります。
そのロックを外して動きをよくして、それを証明してみせます。
そしてそのロックの外し方を教えます。
意識を向け続ければ、そのロックは必ず外れます。
その副産物として身体が楽になる訳です。
身体を楽にすることが目標になってはいけません。
身体が楽になったり痛みがとれたり不快な症状がなくなるのはその結果です。
身体の動きに制限をかけつづけていたら、どんな優れた理論や知識をもっていても楽しめることはありません。
身体の自由があってこそ楽しめる。
病気を治すのではなく、身体が楽になることを最優先させる治療が何よりも重要です。
身体が楽になれば心も楽になります。
その二つが出会ってこそ病気が勝手に良くなる訳です。
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