トヨタのなぜなぜ方式の動画を見ました。
ぜ~んぜん知りませんでしたが、この手法とよく似た方法をいつも繰り返しています。
必ず一つの症状には複数の要因があります。
その要因と関連する何らかの器官があります。
もし、その要因を取り除く(ブロックする)ことができれば、身体には必ず変化が起こります。
しかし、その要因は複数で様々です。
何が要因かは特定しにくい。
例えば腰痛に対して一つの方法論で考えるというのはブロック単位で考えるということと同じです。
ブロック単位で考えていると、その方法が適応でなかった場合、いくら優秀な方法であったとしても治癒させることは困難です。
まずは、その状態を把握するということが求められます。
そこで東洋医学の手法を用います。
陰陽表裏虚実寒熱という概念です。
病気を区分するのではなく、熱なのか寒なのか?
虚なのか実なのか?
という単純な区分をします。
または水の病なのか血の病なのか?
それらを分析していくと答えが見えてきます。
水の異常で「虚」「熱」の状態というような分析結果がでると、それはどこに存在するのか?
という部位の選択を行います。
現在の状態を把握し、それがどんな場所で起こっているのかを把握するという考え方です。
病気症状がなんであれ、基本的な要素がわかってくると、その人の状態をある程度把握することができます。
そうすると原因が症状の出ているところではなく、全く違う部分から来ている可能性を見出すことができます。
基本的要素を元にして細かい分析を続けて行くと自然に原因につきあたる訳です。
このような見方をしていけば、案外原因を探ることは難しいことではないのではないかと思います。
あとはそれを実現するための枠組みの手法ですね。
どのような見つけ方をしていくのか?
なぜなぜ方式は、その枠組みの構築と同じではないかと思います。
どんな職業であっても共通する部分があるということです。というより形が変わっただけで同じと言えるのではないでしょうか?
これを見てそう思ってしまいました。
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