交通事故の後遺症は基本的に肉体の問題ではありません。
もちろん打撲したり骨が折れたりすれば、肉体的な問題になるのですが、それはレントゲンやCTを撮ればわかります。
しかし、数週間しても痛みが取れないとか、数週間してから痛みが出てきたなんていうのは、違う問題を含んでいます。以前にも書いた減圧症もその一つだと思いますが、その処置をしてもそう簡単には症状が改善しません。 ドラマのような治り方はしませんからね。
この動画の例のように事故の後遺症が頭の一部分だけに残っているということがあります。
感情の恐怖の反応が側頭部に出ていたという例です。基本的には心臓の血管系の右側に出ていて、それが腕の方と側頸部に影響していた例です。
当然、心臓から側頸部の血管にも腕の血管にも恐怖の反応が出ていたということになります。
感情は必ず居つきます。居つくのは心ではなく肉体に居つくのです。
しかも、かなり部分的に居つくので、その器官の後ろ側に異常反応がある場合、前側からしか見ていないと異常に気づかないことすらあります。
居つくというのは感情の波長が身体と共鳴するような感じで起こります。
この例では恐怖の感情が共鳴しているのは心臓、そこから一番影響を受けているのは臓腑の問題で言えば胃の反応です。
胃から食道の一部にかけて強い反応が出ていて、これが左足にも影響をしています。しかもそれは水の流れの異常です。
血管の問題=血の問題ではありません。なので動画には出ていませんが左足の内側にも圧痛があり異常反応が出ています。
これらの異常を明確にすることによって、一箇所から二箇所の刺激で 最大の効果を得ることができます。 刺激をする前に動画で行っているように手を当てることによってどのような関係があるかということを治療前に知ることができます。
つまり確証を得るということですね。それが出来てこそ初めて刺激ができるわけです。無闇に刺激をすることによって、その刺激による反動を引き起こすこともありますので、注意が必要なのです。
そこまで考えてはじめて刺激ができるはずなのに腰が痛いから腰、肩が痛いから肩に刺激をするというのは私から言わせればあり得ない手技と言えます。
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