宇宙空間に飛び出すとヘルニアの発症率は4.3倍になるということを知っていますか ?
重力から解放されるので身長が多い人で7センチも伸びたという記録があるらしいです。
いかに重力の影響を地上で受けているかがよくわかりますよね。
皆さんもよくご存知の椎間板ヘルニアの治療法に牽引があります。
この現象から考えても、それが全く意味のない方法だということは容易に想像がつきますよね。重力から解放されているのに椎間板ヘルニアになる率は高くなっている訳ですから重力をかけた方が椎間板ヘルニアになりにくいという結果だとも考えられる訳です。
まぁちょっと乱暴な解釈かもわかりませんが、重力が関係していることは間違いないことです。
最近は椎間板ヘルニアでも牽引をしなくなったと思いますが、その代わり薬物療法が増えたのではないでしょうか?
牽引も危険だとは思いますが、腰痛の原因を知らずに痛みを止めるためだけに薬物療法しても良いのか?
という疑問は尽きません。 ましてや抗うつ剤が処方されるなんて論外です。
重力がなくなっても椎間板ヘルニアが増えるわけですから、椎間板ヘルニアと重力の関係というのは切っても切れない関係にあるのは事実です。 牽引をするそもそもの理由は、椎間板が重力に負けて圧迫されることによって飛び出したという考えからですよね。だからその重力から解放させてやろうというのが牽引の出発点ではないでしょうか?
ものすごく単純で発想力の乏しい考えだとは思いますが、それがまかり通っていたわけですから恐ろしい話です。 物事をシンプルに考えようと言う意図があるのかも分かりませんが、偉い学者さんが考えた方法としてはあまりにもお粗末な考えなのではないでしょうか?
30年前は、それが当たり前の方法で科学的な方法だと信じられて、日常的に行われていた訳です。 今となっては笑い話ですが、30年前は どこの整形外科に行っても牽引の機械があり椎間板ヘルニアであれば必ず行っていた方法です。
医療者は、これを笑ってはいけませんよ。なぜなら現在最新だと思われている方法で、科学的と言われていることが必ずしも真実だとは言えないという教訓にしなければならないということです。
だからこそ現状でうまくいかない方法は、未来で否定される前に間違っていると考え、より良い方法を模索しなければならないということです。 しかも、個別に行う必要があるということです。つまりオーダーメードの治療ということですね。まずその考えをもたないと発展しません。
一律の治療を受けられるなんて夢のまた夢です。医療難民を増やすだけです。
逆に考えると牽引という古い方法であっても椎間板ヘルニアと重力との関係は少なからずあることから、牽引のやり方によっては椎間板ヘルニアに影響を与えることができる可能性も否定できません。
牽引のスペシャリストではないのでわかりませんが、上手く牽引をすると、椎間板ヘルニアの圧力を下げることができる可能性はあるのかもわかりません。
あくまでも可能性の話しですが・・・。
古い方法が×で新しい方法が〇だとも限らないということです。問題は同じ症状なら同じ方法が科学的だとし、医療スタイルに流行りすたりが存在していること自体が問題だということです。人を診ない治療はあってはなりません。
だからこそエビデンスとか科学的という言葉に騙されてはいけないということです。
そのことに何故気づかないのか不思議でたまりません。
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