身体に問いかけると何か答えを返してくれます。
皮膚に軽く接触するように触ります。
皮膚の感じがザラザラしたところやフニャっとしたところ、パンと張ったところという感じで身体は何かを表現しています。
何を訴えているのか?
こちらが問いかけると、何かの答えをくれます。
心臓に問題があるのはわかっている方です。
手術もしました。
しかし、胸の違和感は残っています。
検査をしても異常はない。
術後の経過は良好です。
しかし、右と左の胸を軽く触れると高さも違うし、触れた感覚は全く違う。
そこで何が問題なのかを問いかけます。
水の流れ?
血の流れ?
どちらもあるみたい。
では、順番があるのでは?
血水でした。
その流れを探ると胸の一部から脇の下、上腕まで緊張がつながっている。
かなり幅もある。
営気の低下もあり、これが肺とも関係します。
肺は神経系とも関係しているようで、神経障害も起こしているみたいです。
上腕を通って肘で左右にわかれ、前腕の一部から手先にもつながっている。
血水の流れの異常を検出し、それを調整すると、首まで柔らかくなっています。
関節の動きもよくなるので、つながりがあったことがわかります。
そして再度、同じ問いかけます。
その反応はなくなっている。
やはり、これは無関係ではないと考えられます。
何らかの異常に対して、刺激を加えたら、それが変化した。
これは身体を変化させたと言えるものだと思います。
しかし、それは科学では証明されない。
なぜなら感覚的なものだからです。
誰がやっても同じ結果でなければならない訳です。
事実はあっても、その手法が感覚的なものであれば、どうやっても証明される訳がありません。
それでも身体は変化する。
手法は科学的手法と同じように刺激を与えたら変化があった。
異常の検出←入力刺激
↓
異常の消失
可動域の変化、感覚の変化
なのです。
しかし、それで目的の症状が直ぐに良くなるかどうかは別問題です。
それでも前進しなければなりませんし、日々生きていかなければなりません。
それが一番大事なことです。
それ以上でもそれ以下でもありません。
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