嘘を暴くには、まずそれを認識することが必要です。
診療中に痛みを確認してもらうのは、状況を認めることからはじめているからです。
認めることができないのに治す事は不可能です。
そういうことから認知行動療法なんていう名前の方法が生まれた訳でしょうけど、具体的な方法ではないなぁ~って思います。
なぜなら、認知する対象が限られているからです。
私がブログで書いてきたように、一つの動きですら、もの凄い沢山の嘘をついて誤魔化している訳ですからね。
それを全て認識するなんて可能だろうか?
って思います。
またその人にとって、その症状にとって優位な嘘を認識してもらわないと何の意味もない訳ですからね。これをどうやって診断するかが問題ですよね。
そこで皆さん悩んでいるんじゃないかと思います。
条件が揃って、はじめてそれを認知できます。
そして、その認知は肉体に留まりません。
身体をしっかり観察した人なら、肉体だけで問題が解決する訳がないというのはわかると思います。
だから精神的なこと?
って考えてしまう訳ですが、精神とは何かがわかっていないのに精神的なことに転嫁するのは、ある意味逃げです。たいていは、親が原因だとか人との関わりが問題だとか言う訳ですが、そんなちっぽけなことだけで身体が変化しているとは思えません。
認識できないから、また嘘を塗り重ねることになります。
これが一番厄介です。
そうなると、結構精神的にも辛い訳ですし、感情も乱れます。
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