精神的なことは精神だけの問題と思い込んでいると大きな間違いを起こします。
肉体に異常はないから精神的なことが問題で、その薬(向精神薬)があると言われて処方されますが、どれ程のリスクがあるか計り知れません。
睡眠障害がある。食欲にムラがある。気分の浮き沈みが激しいなどの症状は、精神の問題なのでしょうか?
一番難しいのは、何がストレスになっているかがわからない。何となく気分が優れない。
というパターンです。
背中の痛みや肩腰の痛みを訴えていました。
手のしびれもあります。
整形外科的には問題はない。
だからあまり病院で痛い痛いと言うと、精神的なことだから向精神薬を処方されるのがオチでしょう。
向精神薬の副作用は様々です。
ホントに慎重に使って欲しいなと思いますが、結構乱用されているのが現状ではないかと思います。
内熱が起こって症状がでているだけなのに向精神薬を処方して内熱が酷くなると治らないということもあります。
しかし、患者さんは、調子が悪いと訴えます。悩ましいところです。
この方は薬は飲んでなかったのですが、左の胸に問題があり神経系の反応がありました。胸椎1~3あたりの左側です。
これで呼吸まで妨げられていたようです。でも環境が変わると呼吸がしやすくなるといいます。あきらかに神経症状だと考えられますが、胸椎の調整をすると、呼吸ができるようになってちょっと険しい表情がとれました。
久しぶりに楽になった感じがすると言っていましたが、実際身体も動きやすくなっていました。姿勢も変化し、気持ちも変わっていたようです。
気持ちと身体は連動しています。
呼吸ができるようになるということは、ホントに凄いことなんだなと思います。
吸気に弛緩し、力を抜くと緊張するという状態になると、呼吸の機能が著しく損なわれるのだと思います。それを改善する為には何をすれば良いか?
栄養状態も大事だと思いますし、運動も大事だと思います。
ただ、それだけではない何かが必要なんだと思います。
呼吸に合わせて意識というのは変化しています。特に自分の身体への意識は呼吸で途切れたりスイッチが入ったりします。
呼吸と精神は大きな関係があるんだなと思います。
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