昨日の続きです。
腓骨の動きは、解剖して調べた訳ではありませんが、もっと簡単な方法で調べることができます。
それは私が考案した皮膚張力検査法で調べてみます。
そんなどこの誰が考えた方法かわからないような方法で動きがわかる訳ないやん。
という気持ちもわかりますが、まずは話しを聞いてみてください。
例えば腓骨の動き云々という前に、もっと単純な関節上の皮膚の状態を調べてみます。
例えば、指の関節です。
中手指節間関節(MP関節)を屈曲します。
屈曲すれば、当然手背側の皮膚は突っ張り、手掌側の皮膚は縮み(たるみ)ます。関節が曲げられる訳ですから曲げられた側の皮膚は突っ張るというのはわかると思います。
そこで中手指節間関節を外転しながら屈曲した時の関節の内側と外側の皮膚の状態を観察してみます。
如何でしょうか?
皮膚張力は赤で示した場所が関節に対して斜めに走る感じで皮膚張力が発生することがわかります。
逆も真なりで、皮膚の張力の方向を観察すると関節が動いている方向がわかるということです。
つまり関節上の皮膚張力を観察すれば、関節がどのような位置にあるかがわかると言うことです。
当然、内外旋時も同様の変化が皮膚にあらわれるはずです。
手首を内旋したり外旋したりすると皮膚張力が斜め方向に発生するのがわかります。
そこで足関節の背屈時の腓骨の皮膚張力が、どこに、どのような角度で発生するのかを観察してみると腓骨の動きがある程度わかると言うことです。
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