この話しも、もっとなことだと思います。
横隔膜の厚さは2~3mmだそうです。そこまで薄いとは知りませんでしたが、基本的に肺や内臓を上下させるのに必要な筋力ってそんなに必要ないのだろうなと思います。
肺の活動をよく風船に例えられますが、風船も薄い膜ですので、横隔膜が薄いというのも納得できます。
魚の腸を出すとわかりますが、身体は筋肉がありしっかりしているのに内臓はフニャフニャですよね。たぶん生きている時からそんなに変わりはないのだろうと思います。
人間もそんなに大きな違いがあるとも思えません。(解剖した訳じゃないからわかりませんが・・・)
だから、内臓を動かすのに大きな筋力はいらないし、殆どは外部の筋肉の作用で終わっているということでしょう。この話しはとても良いヒントになります。
また仙腸関節は動かないというとバッシングが来たという話しも面白かったです。
実際に動かないのだと思います。でも動いたように見えるというのはありだなと思います。
鍼灸や手技で刺激を与えて効果があるということは、もっと違う何かが作用しているということだろうと思います。
筋肉の表層の動きや働きと深層の動きや働きが違うように体表面は深部にある何かの影響を受けて変化するということでしょう。
そういう時に注目するのは、やはり皮膚です。
皮膚の機能をもっともっと研究したら未来の機能解剖学なら仙骨が動いたと感じる答えがでていると思います。
しかし、その前に皮膚の研究がもっとすすまないと駄目だと思います。そして皮膚の機能と人間の感覚についての研究が必要だと思います。
予測できるのは「水」の流れでしょう。リンパ液の流れの変化なんじゃないかとも思います。
リンパ液は、意外に一部分に集まると骨のように硬くなるのでは?
という予測がつきます。
そうなるとリンパの流れが一瞬で良くなったら骨が動いたと感じても不思議じゃないのではないかと思います。そこがわかっていないと仙骨という骨そのものが動いたという感覚になってしまうのだと思います。
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