水泳中のキックをした時の足の動きを解析した結果がまた面白い!!
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イルカのように単に両足を上下に振って泳いでいると思われていた水中ドルフィンキックは、実は下肢の捻り動作(内・外旋)が含まれていることが分かった。けり下ろし動作中に強い渦が足の裏側に形成されていき、けり下ろしのフィニッシュ局面で下肢の捻り動作が入ることで足先が互いに近づき、渦を中央に集めて塊にしている様子が確認された
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これホントに面白い結果です。
ドルフィンキックは、股関節の屈曲伸展を行う訳ですから、それによって膝、足首にも内外旋の動きが自然に起こるということの証明だろうと思います。
選手は、それを意識せずに自然に行うことで、水中に渦を作って推進力を得るという結果になっているのだろうと思います。
蛇やムチのように身体を使って、それが足先まで伝わって推進力を得ているということだろうと思います。体幹に小さな動きを作った後に末端に、その力が伝わる時、うねりを作るということですね。
この動きは何も水中だけの動きではありません。
陸上にいる時も必ずこの原理と同じ動作を行っています。このことに気づかないと問題を解決できないのだと思います。
特に膝関節は単純に屈曲伸展する関節だと思っているから上手くいかないのです。
それを物語っていると思います。
体幹の動きは僅かな動きですが、股関節や膝で増幅し、最終的に足首で最大になり渦を作って効率の良い泳ぎ方がでるのだろうと思います。
身体の純粋な動きは、末端に力が伝わる時、内外旋しつつ屈曲伸展を行うのが自然な動きということだろうと思いますが、どこかで問題を起こすと、部分的に力が入る。
これによって全身の動きにぎこちなさが強くなり、負荷がかかり力が減衰し、それを補おうとする為に違うところで力を使うということです。
正に、代償運動の原理です。
股関節や膝関節も単純に屈曲伸展するだけなら、そんなに壊れることのない構造のはずです。
つまり一見屈曲伸展しているだけのように見えて単純ではなく回旋や内外転を作って動いているということを忘れてはならないのです。
捻れや内外転を微妙に繰り返しながら動いてこそ自然に泳ぎ、自然に歩行できるということです。
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