好きで良く見るサイトなのですが、とても興味深い記事だったので掲載しました。
AIにかくれんぼをさせるという実験だそうです。
面白いのは、AIが仲間の為に箱を準備する行動です。
AIは感情を持っていないはずですが、合理的に試行錯誤を繰り返すと、仲間の為に箱を準備した方が合理的だという結論に到達するということです。
その回数もゲームを何千万回も繰り返した結果作られるという話しです。
人間の感情も、もしかすると、AIがとった行動のように、試行錯誤を繰り返した結果獲得したものだったかもわかりませんよね。
元々は単細胞だった頃、ただ闇雲に逃げる。追うというだけのものから、何かの影に隠れ、隠れ方がうまくなり、最後には、共同作業で隠れる。
一回のゲームの終了は、細胞の終焉と考え、そこで得た情報を遺伝情報として次のゲームに組み込まれる。
その繰り返しを何度となくすることで、気づいた方法が共同作業するという結果だったのだと思います。まさに細胞の進化と言えるものだと思います。
各組織が協調運動することによって全体が統合されているのと同じように人間も、合理的な方法から生まれたのが感情的に見える行動だったということなのではないかと思いました。
人間の感情も幾度となく失敗を繰り返した結果、培ったものだったとしたら・・・。
その可能性は滅茶苦茶高いんじゃないかと思います。
専門家ではないので、ありえるかどうかはわかりませんが、例えば宇宙から何かのウィルスか何かが降ってきて地球上の細胞と結合し、人間のような形が急激に形成されたとしたら、地球上の細胞情報は確実に組み込まれることになりますからね。
進化論が否定されているという記事がありましたが、もし進化論が完全否定したとしたら突然変異したんじゃないかなぁ~。
その時に遺伝情報としてこれが組み込まれたと考えたら面白いですよね。
検証の結果、敵対するより、全体を通して助け合う方が合理的だったということでしょうね。
それが感情的な行動だったとしたら・・・。
これまた面白い!!
そう思うと日本人って超合理主義なのかもわかりませんよ。
共産主義の一党独裁というような党にとって都合の良いように政治をすすめるのではなく、全体として働く日本人気質というのは、本来AIが示している相互作用による全体主義に似ているのではないかと思います。
全体主義のくせに、意外とお役人の言うことを聞きたがらないというオプションも備え付けていますので、思った以上に柔軟性のある社会を築いた可能性はあります。
欧米から個人主義が入ってきましたが、やはり、まだまだ日本人は、それになじめないところがあります。また、主義になってしまうのを極端に嫌う傾向ってあるんじゃないかと思います。
だから、イグノーベル賞の受賞者は、日本人が多いというのは、偶然ではない気がします。
全体にとけこんでいるように見えて、実は意外に模索し、よりよいものを作っている。
まだまだ、日本の未来はこれからなんじゃないでしょうか?
きっとAIに、この結果をデータとして入れて、世界の動向を再検証したら結果がわかるんじゃないかと思います。これは、愛国心というのではなく、合理的に考えて、日本のシステムや日本人の気質というのは、この結果に近いなと私は思いました。
自国のプライドをけなし、他国と比べるのではなく、日本人としての気質を大切にしながら、世界に逆に発信していくことはとても大事だなと再確認しました。
相手を制圧し、服従させるという主義ではありません。
そんな方法論は日本人にはそぐわない。まだ、その方法論が完全には確立していないので、今は、かなり模索中状態なんだと思います。しかし、その遺伝情報は確実に日本人の中にあるはずです。
それは西洋の文化を受けても変わることはないでしょう。
自虐的な考察もある意味、他国の文化をどのように取り入るかを模索し、新しいものを生み出すきっかけ作りなのかもわかりません。まだまだ日本人の中に眠る遺伝情報は、捨てたもんじゃない。
と私は思いました。
それは、絶対に人が勝つことができない自然災害が日常的に多く、助け合わざるを得なかったからというのも大きな理由だと思います。
この実験結果は、とてもとても面白いと思います。
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