昨日の続きです。
速く走る為には手の動きが重要という話しだったと思いますが、実は手の動きよりもっと重要な動きがあります。それは体幹の動きです。
体幹を鍛えるとよく言われます。
「あいつは体幹が強い」とか言われていますが、どんな意味で体幹が強いと言っているのか?
例えば格闘技で倒されにくいことを体幹が強いと言っているのか?
よくわかりませんが、体幹を使うとはどういうことでしょうか?
体幹とは言うまでもなく、手足頭以外のところです。
つまり身体本体ですね。体幹は手足のようには動きませんので大きな動きは殆どできません。
歩行時に身体本体がどのような使われ方をしているのかを考えてみます。
その為には、少しいじわるな運動をしてみます。
それは立位で膝と股関節を曲げないで歩行しようとしてみます。
??? 歩けない・・・
って思ったのではないかと思います。
通常、歩行しようと思った時、片方の股関節を曲げて足全体をあげつつ膝を曲げて前に進もうとします。この動作を一切やめて歩こうとするということです。
殆ど歩けないと思います。
この歩行でわかることは、股関節や膝の動きが大きく関係していることがわかります。
逆に言えば、股関節や膝に頼って歩いていると言えます。
体幹を使わなくても足を使えば歩けてしまうということでしょう。
しかし、その動きをやめると、手足を使わないので、体幹を使うという意味がよくわかります。
体幹が強いという意味を考え、体幹を使ってみたら殆ど動かないということに気づくのです。
体幹を使うということは、殆ど歩けないし運動らしい運動はできないということになります。
体幹が強いと言われている選手は、本当に体幹が強いのでしょうか?
体幹を鍛えるという意味を再度考える必要があると私は思います。
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