確かにおかしい

数字の話しです。

インフルエンザは1000万人感染し、1万人が死亡する時があるということです。1万人というと、伊勢市の人口の1/10です。

一見すると、ええ~って思いますが、当然ですが、もっと酷い年もある訳です。もちろん高齢者が中心だと思います。そして、何らかの基礎疾患がある人がインフルエンザに罹患して、それがきっかけでお亡くなりになられる方がいらっしゃる訳です。その数字ですから、基礎疾患のない若い人がインフルエンザに罹患してバタバタと亡くなる訳ではありません。


それに対して今回の新型コロナウィルスは、2ヶ月たった中国でも感染者数7万8千人で死者の数も数千人規模です。封じ込めをしているからとか言うのは、ナンセンスです。感染力が強いのであれば、どう考えても、もっともっと拡散されるはずです。インフルエンザの拡散率は、新型コロナと比較すると凄まじい訳ですからね。


日本でも1月の春節祭の時には、多くの中国人が来ていた訳ですから、もう同等の規模の感染者数の増加があってもおかしくないはずです。日本は、今回の新型コロナウィルスの感染に対して、初期対応を徹底した訳ではありませんからね。

中国より安全と言って武漢からも多くの中国人が来日していた訳です。しかし、厚生労働省のHPから見てもわかるように、これだけの数しか感染していません。数字が全てではないと私も普段から思っていますが、ここまで差があるなら、報道との温度差は、疑う余地がありません。


今回の新型コロナウィルスの世界中での感染者数は、現在の段階で、前日から増える新規患者数は1000人で治癒した人は2000人ということですから、かなり収束に向かっているということが言えるのも事実だろうと思います。

ここ1週間は、そんな感じだと言うことですから、ピークは過ぎてきたと考える方が妥当だろうと思います。もちろん、注意は必要だと思いますが、数字が好きな人なら、この数字をどう見るかはいわずとしれたことだろうと思います。


過熱報道や過剰措置には、大きな問題があるのではと思っています。何かおかしい気がしてなりません。また、この新型ウィルスのおかげで株価も大きく変動したことから、経済に与える影響も大きく、それも気になるところです。

オリンピックを控える日本を第二の感染国として排除したい意図があるのでしょうか?

確か専門家は1月の末に2週間遅れて感染が拡大する傾向があるから少なくとも2月の中旬には、ウィルスの傾向がわかるだろうとしていたと記憶しています。しかし、3月になろうとしている今の患者数がこれだけですから、どう考えるのかは、とても重要だと思います。

もちろん、新型ですからどう変化してくるかはわかりませんから、安全対策をした方が良いことは事実ですが、今回のような厳戒態勢に近い措置をする現状かどうかは、この数字があらわしていると思います。


日本では、今、人の集まる場所でマスクをしていなければ軽犯罪、クシャミをすれば罪、咳をすれば殺人というような、魔女狩りにも似た理解をしている人が多いと思います。

本当にそれで良いのでしょうか?

これからの罹患率や致死率等々を注意深く考察し、冷静に対処していかなければなりませんが、サーズのように致死率1割というようなウィルスではないことは確かです。

たぶん、1週間か2週間で結果は出るでしょうね。その間は感染に対して万全を期した方が賢明かもわかりませんが、過剰な措置は、色んな意味で大きな社会現象を引き起こすことは間違いありません。

緊急事態に慣れていない日本人にとって、今回の感染は、大きな試練かもわかりませんね。



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