経絡の様態

経絡は川という表現なのですが、経絡にも種類があるというのを書きました。

これを触診してみると図のようになります。

この例の場合、指先にいくほど、経絡、奇経、経別と言う様態が合流しているように感じられました。もちろん、指先で離れていく例もあります。

また手首のあたりの経別は、通常の正経からは、かなり逸脱し、肺経の近くを流れている。通常の経絡も三焦経よりになっているのがわかります。


大腸経と言っても、様態によってこれほどの開きがあることがありますが、どうもこの差が大きい場所が何らかの反応点だと言えます。つまり経絡を追いかけていくと、自然に反応点というのは見えてくるということが言えると思います。

これは、特定の適応経脉上の適応穴は、他の様態を押しのけるような形になり、他の様態が本来の経路を逸脱し、蛇行してしまうということなのではないかとも考えられます。

これは川の流れと非常によく似ていて、川が氾濫して、川の途中に大きな石が流れ混み、中須のようなものを作ってしまって、元々あった一本の川がわかれてしまった。

と考えると経絡も川の流れと一緒なんだ~って考えられますよね。


もちろん、これが想像の産物ではない現象があります。

つづく・・・。

御薗治療院

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