様態

それで面白いのは、この手首のところに右手をかざすと(接触しない)腰の緊張が緩み、股関節が安定してしっかりしました。


つまり、大腸経の奇経治療適応で、手首の偏歴あたりは、腰や股関節に影響を与える穴の流れであり、川をせきとめている流れを一つにまとめ、流れやすくしているポイントだとも言える訳です。

当然ですが、腰痛があり、頭がハッキリせず、足が重く、立っている時に力が入らない感じがすると言う症状を訴えていました。


左股関節は、手首を刺激していない時には、坐位で膝から股関節を引っぱると抜けるような感覚になり、右股関節は抜ける感覚がありません。手首に手をかざすと左股関節の抜ける感覚がなくなります。肩凝りや首の緊張も緩和しました。


つまり、左手首の大腸経の偏歴あたりは、股関節や腰、肩首にまで影響を与えるポイントだと言える訳です。

動画が上手く撮れていませんが、短い動画なので、音声だけで関係性を理解してもらえればと思います。しかし、刺激は偏歴に手をかざしただけで一切触れていません。

刺激をするという意味を考えるきっかけになると思います。触れなくても変化させることができるということです。


この偏歴の反応を消去(違う方法で行いました)すると、当然、腰や股関節のだるさ、頭が重いという症状がスッキリしていきました。


穴の反応がある=刺激する場所とも言えません。そのことを深く理解する必要があります。


御薗治療院

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