腰腿点を刺激して手を伸ばす

腰腿点は腰を動かしやすくするだけのポイントではありません。

クレーンの話しで書いたように手を伸ばした時は、近くにある時より負荷が大きくなります。腰腿点を刺激しながら手を前に出すと、手の重みが少なくなります。つまり、クレーンの手の重量を分散することができるのではないかと思います。

もちろん物質的な質量は変わりませんが、バランスが良くなることで、手の重みを感じにくくさせる作用があるのではないかと思います。

腰腿点が手の負荷を小さくすることで、背中から腰への力が入ることで腰痛を軽減できる可能性があるということだと思います。

単純に手を刺激したからではなく、母指側の腰腿点と小指側の腰腿点は、腰の痛みの質によって刺激部位を変化させる必要があることを物語ってます。

第二中手骨の母指側と小指側で腰への作用が違う可能性があるということです。私は鍼を一本しか使わないので、こういう場合、一箇所での刺激で行います。