穴として覚えない

昨日、一昨日の実験からもわかるように、穴を穴として覚えるのではなく、穴に刺激して、その作用を実感していくということが何よりも穴の勉強になります。


教科書を読んで、「ああ~そうか」というのでは、何の役にもたちません。自分自身が実感してこそ、その作用を身体で認識し、その認識があるからこそ穴があるということを理解する訳です。

術者に実感がないのに、穴を効果的に作用させることは不可能だ思います。あらゆる角度から刺激してみて実感することが自分の為にもなる方法です。

一つの実感があると、その実感から次ぎの想像までできます。


腰腿点を刺激すると腰の動きが変化する。

腰腿点の刺激ポイントによって動きが変化する。

腰腿点が手の動きを変化させるポイントだと実感する。

一つの刺激が他の動きに影響すると実感する。

一つの刺激は複数の影響を及ぼしていることを実感する。


ということが頭でなく、身体でわかっていなくてはなりません。

そこで総合的に考えて、手の刺激を行うと手の力が抜け、腰に力が入りやすくなって、結果的に腰の痛みがとれてくるというつながりが実感できるようになる訳です。


このような実感による経験を術者自身が何度もすることで、はじめて腰腿点って効果があるんだなってわかるようになる訳です。

殆ど講習会では、やってみせて、こういう効果があるんだよ。

というので終わりです。


それでは、その時の理解で終わってしまいます。次ぎにつなげられません。本当にそれが効果があるのかどうかを術者自身に実感させる為には、失敗(効果のない部分への刺激)が必要不可欠です。

失敗から成功、成功から失敗を何度も経験させて、実感が生まれます。

あとはそれを繰り返し練習して、その実感を大きくしていくことです。


御薗治療院

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