腰痛の場合、一定時間、体を動かさないでいると、次に動く時に強烈な痛みを感じることがあります。 グキっとくると、よく言われます。
このグキの時に痛みを記憶してしまうのだと思います。その動きは痛いという記憶を脳に植え付けてしまうということです。 当然次からも痛いです。
その動きの痛みを変えるには、痛みのある方向に何度も動かすことです。そうすると、最初は痛かったのに徐々に痛みがなくなっていることに気がつきます。 痛みのある方向に動かすというのは、訓練をして鍛えるという意味ではありません。
痛みをただ認識するということです。そういう気持ちでやらないと効果はありません。無理をする必要はなく、僅かに曲げるだけで十分です。そうしていると本来は痛くない角度があることに気づきます。
それを脳に教える訳です。全てが痛い訳ではなく、痛みのある部分があるだけで、その方向に曲げると必ず痛いという訳ではないということです。
この動きをしても痛くないんだと脳を騙してしまえば、ほとんどの痛みは消えます。そのためには何度も何度も痛みのある方向に動かす必要があるわけです。 わずかしか動かさないので、痛みもないししんどくもないです。
動かしても痛くないという事実を重ねると、何度も成功体験をするようなもので、痛みのある角度までいっても、今度も大丈夫だと思えるわけです。 痛みに強い人であったり、痛みを早く寛解させることができる人というのは、こういうことを何度もやっているのだと思います。
力を抜いて気軽にやる必要があります。痛みのあるところまで動かす必要はないので、何度も何度もできます。
ここでも認識が重要だということがよくわかります。
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