十界と神智学のエーテル アストラル メンタル ブッディ アートマ モナド 神界に対応させると、エーテル、アストラルは、地獄、餓鬼、畜生界層と同等に近いです。
元々の概念が違うので、あくまでも近いということだと思います。神智学のメンタル界層は時として、十界の天界の働きと同じような働きをする場合もあります。
大まかに対比すれば、ブッディ、アートマは天、人、修羅、モナドは縁覚、声門、神界は、菩薩という界層と対応するように感じられます。 これは私が日本人であるという下地があるかも知れないからかもわかりませんが、神界と仏は一致しないという反応もあるように思います。
またブッディとアートマは、入れ替わる場合もあるみたいで、人界はアートマ、ブッディは天界と対応するみたいです。 これも日本人としての設定が下地にあるかもわかりません。詳細に調べれば今後変わってくる可能性もあります。 教科書は、これこれは、これこれと対応するという固定した考えを人に植え付けますが、実際に調べていると、そう簡単ではないし、様々なイレギュラーがあるように思えてなりません。
まぁそんなことは臨床ではハッキリ言ってどうでも良いことで、そういう界層があるということだけわかっていれば良いと思います。そして、神智学から見た界層と、仏教における界層には微妙に違いがあるということだけで十分だと思います。
地獄という界層は物質世界の一番華やかな世界です。殆どの人の「気」の活性度を見るとこの反応です。日本人にとっては地獄というよりエーテルと言う方が、変な固定観念がないので、理解しやすいかいもわかりません。
ある方の反応は、地獄界から見ると衛気反応が右首から肩にかけての皮膚にでていますが畜生界から見ると宗気の反応が胸に筋肉の反応として出ています。 神智学の7つの界層ではわからなかった反応です。
やはり、十界層ある十界と7つの界層がある神智学では詳細が違うのかなとも思います。 特にこのような変化は、低界層においてより強くでています。やっぱり十界層がある方がより詳細な対応関係があるのかも・・・。
臨床的には7と10という数はとても大事です。 鍼灸でも奇経は八脈で8つ、正経は十二脈で12です。これは病能を8で割ったか12で割ったかというものです。当然多くの数で割れば詳細なものになるのは間違いないでしょう。穴は、12で割った正経の中に穴という区分がある訳です。胃経なら45穴あり、心包経は9つしかありません。多数ある胃経の方が身体にとって多くの影響を及ぼす経絡であることがわかると思います。これらを使って様々な組み合わせを考えれば無限に方法は考えられます。
当然ですが、少ない数で割った方が取り扱いが楽なこともあります。例えば陰陽は2つでわかれます。四海なら4つです。これと同様に気の進化を7つで割った神智学と10で割った仏教の違いは、その数です。臨床的には、どの数で割りきれる病能なのかを診断することで、より明確な調整も可能です。
また、後々に書いてみたいと思いますが、穴もこれと同様に多角形をしているものもあります。数字と概念は、面白い関係にあるように感じられます。そんなふうに鍼灸治療を考えたことがない人にとっては、白目で見られそうですが、区分というのは、概念としてとても重要な考え方です。
続く
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